晴れ、ときどき曇り

果てしない愛しさはこの心に確かに生まれる

アルバムを聴いたら、今後の彼らがますます楽しみになった話

 

 

2023年12月6日

10枚目のアルバム 

PULL UP! 

発売おめでとうございます🎉

 

New Album 「PULL UP!」

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私の中ですっかり恒例となったアルバムに収録された楽曲の感想を綴るシリーズ(?)第3弾!!

 

時間も限られているし、感想文書けるかなぁと思いきやメモにあれよあれよと言う間に感想を書き連ねていた自分がいたので今回も書きます!自己満です!

 

 

PULL UP! 楽曲一覧(通常盤)

1.DEAR MY LOVER

2.Ready to Jump

3.Dirty Innocence

4.ときめくあなた

5.そっと鏡にキスをした

6.ウラオモテ

7.Tiki Don

8.まだ切らない

9.それぞれ。

10.あの日の夢を見させてよ

11.キミノミカタ

12.だいすきなきみへ

13.PULL UP

14.Evans Knot

15.please, 'Q'uickly

 

 

 

1. DEAR MY LOVER

みんな大好きDML!「TikTokで大バズりしていた!」とJUMP担ではない同僚に聞きました(伝聞) JUMPの曲は自分の中で常にバズってるため JUMP担ではない人から聞かないとバズっているのかも一般的に有名なのかも分からない…笑

可愛い振り付け。ツンデレウェディングソング。王道ラブストーリーのドラマ主題歌。バズる要素しかなかった笑

はやくライブでJUMPと踊りたい!!!!

 

 

2.Ready to Jump

ヒューマンビートボクサーとのコラボというチャレンジングすぎる楽曲、初めて聴いた時は腰が抜けるかと思いました… いやかっこよすぎませんか???メンバーの希望からコラボが実現したというのも驚きだし、Hey! Sɑy! 振り幅広すぎJUMP、さすがに守備範囲が広すぎる。振り付けもこれまた難易度が高くて、ダンプラの見応えがありました。MVやmakingで汗かきながら全力で踊りきるJUMP、最高にかっこいい…!!!これも絶対ライブでやるやつやん?楽しみが過ぎる。

 

3.Dirty Innocence

イントロの可愛らしい雰囲気から、急なジャズ!オルゴールなんだったん?!色気がすごいな…?!なんだこれ!!!!!!!!どことなくクランメリア味を感じました。ハット被ってスタンドマイクで歌うんですかね…(クランメリア引きずりすぎ) 随所で挟み込まれるウィスパーボイスに何度昇天すればいいでしょうか😇

 

4.ときめくあなた

ポップで可愛い!電子音が多くてイマドキ!という感じ。サビのC&R部分が楽しくて、これライブでやったら楽しいやつ…!

ときめきすぎたって今日はHey! Sɑy! JUMPが許してあげるよ

という歌詞に「今"Hey! Sɑy! JUMPが許してあげる"って言った????」と一瞬思考が停止しました。なにそれ可愛い。僕たちが〜とか俺たちが〜とか一人称色々あるのに、あえて『Hey! Sɑy! JUMPが』許してあげるですって!!!!JUMPとJUMP担のための曲だ…!!!何回ライブ行っても同じツアー何回入っても毎回JUMPにときめいてる私を許してくれてありがとう!!!!!

「許してあげるよ🫶」と歌いながら手でハートを作っているところまで想像できた(妄想)

なにそれ可愛い(2回目)

 

5.そっと鏡にキスをした

バンド曲だ〜!JUMPバンド期待してしまうレベルにバンド曲だ!!いい意味でJUMPっぽくない雰囲気で新しい。

自分の内で感じていることと自分の外界との乖離に違和感を覚えているものの、自分の心を大切にしたいという思いが伝わる一曲。女性ファンが多いJUMPだからこそ、こういった等身大の女性を描いた曲を歌うことで刺さるものがあるように感じました。

 

6.ウラオモテ

DMLと同じ方が作詞作曲されてるの信じられます????JUMP並に振り幅が広過ぎる。「しんぼく」こと「親愛なる僕へ殺意をこめて」の雰囲気にピッタリ。歌詞もドラマとリンクしているようで洒落てるなぁと思いました。果たしてライブのセトリ入りを果たすのかが気になるところですが…笑 振り付けたら絶対にかっこいいのでぜひ!ライブでやってくれますように🙏笑

 

7.Tiki Don

TikiDon Don TikiDon Don TikiDonのフレーズがキャッチーでスッと入ってきた。過去作でいうと、PuppetやTry&errorのような雰囲気を感じた。JUMPの息の合ったダンスが映えそうな楽曲!決してド派手なわけではないけれど、しっかりとダンスを見せていく演出が絶対に似合う。ステージでレーザーライト光らせてガッツリ踊ってほしい!!!

 

8.まだ切らない

電話のコール。OVERかな?OVERと違ってこちらは振られていません!

JUMPって時々こういったほっこり系の優しい雰囲気のラブソングも歌うけど、本当に耳心地が良くて好きです。テンポもゆったりしていて使ってる音も可愛らしくて、深夜に聴くのにはもってこいの楽曲ですよね。(はよ寝ろ)

最後の「おやすみ」のセリフを聞けただけでいい夢見られそうです😴🌙

 

9.それぞれ。

家政夫のミタゾノシリーズではもはやお馴染みとなった、Kaoruさん書き下ろしの楽曲!いつも素敵な楽曲をありがとうございます。これまでのKaoruさんが作ってこられた楽曲に比べると、とても前向きで元気が出る曲。背中を押してくれるだけではなくて「それぞれのペースがあんのよ」「それぞれのやり方あんのよ」と自分をまるっと許してもらっているような、包み込まれているような優しさがあって心が温かくなります。落ち込んだ時、元気がほしいときに聞きたいプレイリストに新たな応援ソングが増えました。

 

10.あの日の夢を見させてよ

Uruさん節全開。シンプルに超良い曲。

いつもの星占いで もう一つ見てしまう星座も

この歌詞エモすぎません?????

たったワンフレーズで、切なさを表現できるの天才すぎる。女性目線のラブソングを歌うJUMP、控えめに言って最強なので需要しかないです。ありがとうございます!

 

あと少しこの時間が続きますようにと願っていた

※完全にライブのときの私

 

 

11.キミノミカタ

歌詞が刺さりまくる。なんだかめちゃくちゃタイムリーですごい(語彙力) 言葉で直接伝えてくれるのも嬉しいけど、こうやって音楽という形で伝えてくれるのも素敵。いろんなことがあって、いろんな感情が渦巻いて、苦しい思いや辛い思いをすることもあるけど、この楽曲を歌うJUMPを見て改めてJUMPを信じてついてきてよかったと思いました。生で聴いたら泣いちゃうなぁ。私は昔から変わらず、ずっとJUMPのミカタだよ。

数年後、この文章を読み直したときに「あぁこんなこともあったな」って笑っていられますように。

 

12.だいすきなきみへ

JUMPがペット目線の楽曲を歌う日がくるなんて!!!最高かよ!JUMP×動物って、私の好きが詰まっている!!最高 of 最高!!!!!!子供の頃に犬やうさぎなどたくさんの動物と暮らしていたので、この曲も私にグサグサと刺さりまくっている… 完全に私の涙腺をやりにきているな?笑

今一緒に住んでいる動物はいないけど、実家には今も動物がいるので、この曲を聴く度に彼らに思いを馳せてしまいます。会いたいな〜!

私と過ごした時間が彼らにとって少しでも幸せな時間になっていたらいいな。

 

13. PULL UP

辻村さんワールドきたー!!!JUMPらしい楽曲を作り出すのが本当にお上手。どうしてこんなにもキラキラしていてワクワクするような曲を作れるんだろうと毎度感動しています。今回も素敵過ぎる楽曲提供ありがとうございます!!!!よく聴くと、過去の楽曲の片鱗と思われる部分が…?

サビ前が「Muah Muah」っぽかったり、

忘れられないよって 言った情景

これ完全に「ファンファーレ!」だし、

終わらないと誓ったパレード

これは「パレードは終わらない」

連れていってあげる

「パレードが始まる」の「キミを連れて来たくてさ」を彷彿させる。

PULL UP!というこのアルバムを象徴するかのような楽曲。こんなん絶対ライブで歌ってほしいやつやん!!!!

 

14.Evans Knot

大好き。

「恋をするんだ」「DEAR MY LOVER」の作家陣が作った楽曲だなんて聴く前から良い曲なんよ。安定の王道キラキララブソング、最高です。イントロからアウトロまで完璧。メロディライン好きすぎるんだが???何から何まで強い。圧倒的に作家陣が強すぎる。

 

この(たぶん)万人受けラブソングが持ち歌のHey! Sɑy! JUMP最強すぎないか?????

  • White Love
  • ファンファーレ!
  • 恋をするんだ
  • DEAR MY LOVER
  • Evans Knot 🆕

 

でも私は愛僕みたいな激重ラブソングも好きやで(結局全部好き)

 

てかこれ「ボーナストラック」なんだけど

「ボーナス」のクオリティ高過ぎない????!

 

15.please, 'Q'uickly

JUMPがQuizKnockと楽曲でコラボするなんて誰が予想できたのでしょうか。私は全く考えたことがなかったので、「作詞:伊沢拓司」に華麗な二度見をかましました。

QuizKnock、いつも見てます(普通に視聴者で草)

「前代未聞のクイズ企画曲」という謎ジャンルに戸惑いました。出だし早々伊沢さんの第一問!そしてガチでクイズをやり出すJUMP。想像の3倍クイズしてる。しかも問題の難易度も簡単なものばかりではなく、そこそこの難易度のものあり、「ですが問題」や「もう一回!(回答が惜しい時にチャンスがもらえる)」、「最終問題は100点!」といったクイズあるあるも含まれていて、めっちゃ本格的にクイズやないかい…となりました笑

K2が回答になる問題を持って来たのは涼介のドラマを入れたかったのかな?とか、サッカーの問題の問読みは薮ちゃんにさせたり、924の素因数分解の問題をひかに答えさせたり、ヲタクにしか分からないネタもぶち込んできていて笑いました。

アイドルっぽいセリフ言わせる問題が入っているのも秀逸でした。特に最後。これヲタクのための問題じゃん……正誤判定のピンポン連打、ヲタクならその反応する〜!!と、どこまでもJUMPとヲタクに寄り添ったクイズ企画曲になっていて、さすが実績と信頼のQuizKnock…!

クイズとしては本格的だけど、楽曲としてはある意味これもトンチキソングなのか…?!?!

そしてこれは…ライブでできるやつ??

あまりにも斬新なので逆に見てみたい笑笑 クイズどころじゃなくなる気がするけど笑

 

 

 

 

総括

PULL UP!でさらに飛躍するJUMPの今後の活躍も楽しみになった!

 

今回もアーティストから東大発の知識集団まで、たくさんの素敵な楽曲を提供してもらい、本人たちも言っている通り「バラエティ豊かでジャンルレス」という言葉がピッタリなアルバムでした。

 

これを書いている時点では、ライブ初日まであと2週間と少し。それまでにアルバムの収録楽曲は頭に叩き込みながら(余裕だね💪笑)、ライブの日を楽しみに待っています。

 

今回も最高なアルバムをありがとう🫶

 

2023.12.06

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな劇場があったら毎日通いたい。

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2022年8月24日

9枚目のアルバム

   FILMUSIC!

発売おめでとうございます🎊

 

リリースが決定したときから、これはまた世界観すごいやつきた…と思いました。そして私はまたこうしてブログに感想を綴らなければならない!という謎の使命感が芽生えてしまいました。

 

童話×音楽 の次は、

映画×音楽

 

Hey! Sɑy! JUMPは天才なんか? (天才です)

 

ブロードウェイミュージカルを彷彿とさせる特設ページ(https://filmusic.hey-say-jump.jp)、

過去のジャケ写を使用した実際にありそうな映画風ポスター、そして曲のテーマに合った映画風のMV…

 

天才か?(2回目)

 

前回にも負けないくらい豪華なアーティストさん、作詞家さん、作曲家さんたちから生み出された楽曲たちとHey! Sɑy! JUMPの歌声が織りなす超大作は15周年イヤーのアルバムにピッタリ!

ライブツアーもめちゃくちゃ楽しみです。

 

そんなわけで、今回も一曲ずつ楽曲についての感想を綴っていきたいと思います。(シングル曲は除く)

TRACK LIST

  1. MASTERPIECE
  2. サンダーソニア
  3. ネガティブファイター
  4. 業務⭐︎スーパーマン
  5. Fate or Destiny
  6. a r e a
  7. OH MY BUDDY
  8. 群青ランナウェイ
  9. 漢花火
  10. ビターチョコレート
  11. 君がみた一等星
  12. Change the world Y2K
  13. 春玄鳥
  14. Sing-along
  15. 恋をするんだ
  16.  Get Out Of My House (初回1) / 人力飛行機 (通常盤)

※番号はトラックナンバー

 

1. MASTERPIECE

初めてイントロを聴いた瞬間「YouTubeのMVの最初に流れてるやつ!!!映画の配給会社風のやつ!!」と、一曲目から見事な伏線回収をいただきました。フラゲ日、仕事終わりのクタクタな状態で聞いたのに、深夜にひとりテンションぶち上がりました🤟(早く寝ろよ)

"masterpiece"とは「傑作」の意味。確かにFILMUSIC!は傑作だ!!一曲目として相応しすぎる。

そして作曲は、実績と信頼の辻村有記さん。辻村さんワールド全開の楽曲で、とてもワクワクしました。前作Fab! -Music speaks.-の「闇の先へ僕らは歩き出す」の雰囲気を引き継いだような… 童話の世界から抜け出したらそこは映画の世界だった、なんていうアナザーストーリーが私の脳内に勝手に出来上がりました。

 

2. サンダーソニア

夏に聴きたい爽やかソング!黄色の花や夏に咲く花は他にもたくさんあるけど、あえてオールシーズンに咲くサンダーソニアを選んだところにセンスを感じる。

曲中の「タンタンタタタン♪」がなんとも耳馴染みがよくて可愛い。サンダーソニアの可愛い花の様子はもちろん、JUMPの可愛さも表してるんですよね?分かります。

ちなみにサンダーソニアの花言葉は「祈り」「純粋な愛」。JUMPにピッタリじゃん…素敵じゃん…

 

4. 業務⭐︎スーパーマン

f:id:PuppyKitten9:20220828163108j:imageHey! Say! JUMP - 業務☆スーパーマン [Official Music Video] - YouTube

 

これは褒め言葉なのですが、どんな生き方をしていればヒーローモチーフからスーパーの店員を思い付くんですか?発想が豊かすぎる。いや確かにスーパーの店員→スーパーの人→スーパーマン(humanという意味のman)だけど。

こりゃまたとんでもないトンチキソングが生まれてしまった!(褒めてる) 

ただ歌詞を見てみると業務の内容が日常のことを言っている…つまり、日々いろんな「業務」をこなしている人みんなスーパーマンなんだよってことですよね。すごいメッセージ性あるじゃん。タイトルのパンチと令和にできた曲とは思えない往年の戦隊モノ的な雰囲気とのチグハグ感でメッセージ性が隠れてしまっているw 

MVも面白さに振り切ってて最高ですよね。

子供たちの中に1人だけ混ざる大人の知念ちゃんの違和感の無さ。笑 あのMVの方向性を考えた方のセンスすごい(小並感)

 

5. Fate or Destiny

f:id:PuppyKitten9:20220828163015j:imageHey! Say! JUMP - Fate or Destiny [Official Music Video] - YouTube

 

Fate も Destiny も 「運命」という意味ですが、前者は「宿命」とも訳すことができ、悪い意味で使われることが多く、後者は良い意味で使われることが多いそうです。

「宿命か運命か」、ドラマ「純愛ディソナンス」の世界観そのものを表しているかのような楽曲。

そしてところどころ組み込まれる英語の歌詞が良い味を出してる。てか裕翔発音うま!さすが英語勉強してるだけはある。

最後のワンフレーズ「Our love is fate and destiny」、私的に大優勝なんですよね。ここまで宿命か運命かを問い続けてきたのに、最終的には「私たちの愛は宿命であり運命だ」に着地するのエモすぎませんか?小説かよ。最高。

 

7. OH MY BUDDY

試聴の時点からこれは私好みのやつでは…という予感はしていたけど、フルで聴いてその予感は当たっていました。めっちゃ好きですこれ。王道を攻めない感じ、最高にかっこいい。不気味なのにテンポ感が良くて明るさも感じる不思議な雰囲気がクセになる… 魅了されるとはこのことだ。

ホラーモチーフということですが、たぶんこれは人が怖い系のホラー。Buddy(親友)に依存してしまう系の人の話なんだろうなぁと思った。結局生きてる人間が一番怖いんですよね。(何の話)

ところで、みんな歌上手すぎない?????確実にクランメリアとか狼青年とかの経験が活かされてるやん。震えたわ。上手くないとできない表現だもんね…これはぜひとも生歌で聴きたい…どうかライブでやってほしい!!!セトリ落ちしませんように!!!!!🙏

 

9. 漢花火

f:id:PuppyKitten9:20220828163211j:imageHey! Say! JUMP - 漢花火 [Official Music Video] - YouTube

 

ライブの映像で流れていてもおかしくない。

「FOREVER」とか"ボイドン"こと「Boys Don't Stop」とか"壁壊(かべこわ)"こと「Break The Wall」とか、この辺と同じ匂いがするぞ…!

でも歌詞を見ると、「JUMPのために」書いてくれたんだなぁと思う表現が多かった。JUMPが自分達を鼓舞するような楽曲はこれまでもあったけど、15周年を迎えたからこそこの楽曲を歌う意義があるんだと思う。ライブでやるなら炎と花火でドカンドカンやりそうだ…!アリーナだから花火は上がらんか🤔

 

 

10. ビターチョコレート

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Hey! Say! JUMP - ビターチョコレート [Official Music Video] - YouTube

 

優里さんからの楽曲提供と聞いてひっくり返りそうになった。あの?!ドライフラワーベテルギウスをはじめ、ヒット曲生み出し続けてるあの優里さん?!ってなった。完全に蛇足だけど、私はレオが一番好きです。

絶対に良い曲に決まっている抜群の安心感… 案の定良い曲だし、好きな曲調だし、またもやヘビロテする楽曲が増えました、ありがとうございます。

チョコレート好きなのでよく買うんですが、ビターチョコレートを買う度にこの曲が脳内再生されます。むしろ今後チョコを買う時はビターチョコレートを選ぶ頻度が多くなりそうですね(単純)

 

 

11. 君がみた一等星

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Hey! Say! JUMP - 君がみた一等星 [Official Music Video] - YouTube

 

一等星と書いて「ひかり」って読ませるのとってもオシャレ。

「君」にとっての一番輝く存在になれればそれでいいんだという儚い願いに胸を打たれる名曲。目標とか希望とか、生きることに特別な意味を見出せなくても「誰かのために生きる」ことで頑張れることもある。

縁の下の力持ちのような仕事をしていると、誰かに感謝されたり気にされたりする機会って本当に少ないんですよね。私も某業界の地味なところで働いているのでよく分かります。まぁ私の場合は推しがいるから頑張れているんですが。Hey! Sɑy! JUMPは私にとっての一等星です。いつもありがとう。

 

 

12. Change the world Y2K

「メンバー全員が平成生まれ」という当時世間を賑わした衝撃のデビューを果たし、名前に「平成」の年号を入れて、令和になっても飛躍し続けるJUMPだから歌える楽曲。

平成時代に流行ったものとか流行語が歌詞になっていて遊び心満載!聞けば聞くほど意味が分かって面白くなる曲も珍しい。「95の窓が開けたのは〜」の意味がWindows95だと分かったときはうわぁぁ!と思いました。95年生まれだからね(?)

試聴のときにUMPの間奏が入ってると思っていたら、ガチでUMPだったし、なんならウィークエンダーとYour Seedの間奏も入っていて、よくできてるなぁと感心してしまった。

これまでHey! Sɑy! JUMP自身を表す楽曲は、どちらかというとメンバーのことを歌ったものが多かったけど、「平成生まれ」にフォーカスを当てたのはあまりなかったような気がするので新鮮ですね。

 

16. Get Out Of My House

あのCome On A My House (以下、カモナ)にアンサーソングが生まれる日が来ることを誰が予想しただろうか。

 

何があったのかと心配になってたら、勝負をする歌だったw たぶんパーティーゲームやろ(テキトー)

知念ちゃんにゲームでボコされていく人たち…笑

カモナでは「彼が好きー?」って言ってたのに、こっちでは「彼に負けを認めよう」って温度差がすごいw

そういやカモナは最終的に自宅で開かれるパーティーに招待される流れだったような…

アンサーソングってそういうこと?

Get Out Of My Houseの元ネタ(元ネタ?)になったCome On A My House

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Hey! Say! JUMP - Come On A My House [Official Music Video] - YouTube

 

今まで散々

伊野尾「知念の家に行きたいかー!」

ファン「いぇーい!」

伊野尾「知念さんどうしますか?」

知念「Come On A My House!」

だったのに、このやり取りもうできないんですか…????

まぁFab!で家行っちゃったもんね…(そういう問題?)

 

 

16. 人力飛行機

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Hey! Say! JUMP - 人力飛行機 [Official Music Video] - YouTube

 

作曲: 馬飼野康二

作詞: 秋元康

豪華だな。

馬飼野さんといえば、数々のヒット曲を作詞されているすごい人(語彙力) 忍たまの曲とかも作ってたりする。

JUMPの楽曲だとUMP、ドリカム、シャドボに瞳スク、カモナがある。(NYCboysのNYC、NYCのユメタマゴも馬飼野さん作曲)ちゃんと全部ヒットしてるのすご。

言われてみれば、忍たまのエンディングとかで流れていても違和感ないくらい、万人に愛されそうな曲だと思う。

YouTubeに投稿された動画はMVというか最早ファンが自作したスライドショーみたいになってて笑ったけど、(てかHey! Say! JUMP - ウィークエンダー [Original Stage Mix] - YouTubeでも思ったけど、さてはJUMPのYouTube担当スタッフの中にヲタクいるな?????) エモいことに違いはなくて、あぁ15周年か〜としみじみしてしまった。時々「この写真、昔原宿のジャニショで買ったな…」ってなってた。笑

 

 

 

総括:

これはHey! Sɑy! JUMPが仕掛ける最高のエンターテイメント

 

音楽の世界観を映画で表現することはあれど、映画の世界観を音楽にしてしまおうという逆転の発想には脱帽してしまう。

しかも映画のテーマを満遍なく網羅していて、全国の映画館もビックリなラインナップ。こんな劇場なら、毎日通っても飽きないだろうなと思うし、私のことだから実在したら毎日行ってる(確信)

 

シングル曲には一曲ずつ言及しなかったけど、全曲何かしらのタイアップになっているというのがまずすごい。そして偶然か必然かFILMUSIC!の世界観をより彩る存在になっていてJUMPはほんとに楽曲に恵まれていて最高だなと思いました。

 

今回はライブツアーがあることがこれを書いている時点(2022年08月下旬)で分かっているので、どんな演出でFILMUSIC!の世界観を表すのか、どうやって私たちをFILMUSIC!の世界に誘ってくれるのか、本当に本当に楽しみです。

 

今作も最高の楽曲たちをありがとう!!

 

今回の感想文はここまで!

5000字以上にわたる長文をここまでお読みいただきありがとうございました!

 

 

FIN.

2022.08

 

 

 



 

【考察】「群青村」の謎を解明しようとした話。

【はじめに】

こちらの記事は前回「謎解き好きが「群青村」の謎に挑んだら、ドツボにハマった話。 - 晴れ、ときどき曇り」以上にネタバレ満載かつ個人的な考察がたくさん盛り込まれていますので、ご覧の際はご注意ください。

ご自身でMV、メイキング、Solo Clipをご覧になってからお読みいただくことを推奨いたします。

 

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前回書いた通り、MVやSolo Clip、メイキングを見ても、何だか腑に落ちないなぁと思った点がいくつもありました。

なかなか苦戦しましたが、考えに考え抜いた末、"こういうことなんじゃない?"という自分なりの考察を導き出しました。

 

(Hey! Say! JUMP - 群青ランナウェイ [Official Music Video] - YouTube)

 

 

 

 

 

 

結論から言うと、

 

伊野尾、伝承記に載っていた「男」の子孫説 

 

です。

 

言うなれば、伝承記の内容が本当なのか検証するために群青村に行ったということです。

呪いを呼び起こしてしまうダンスをしたのも、「青の呪い」が本当に起こるのかを確かめるため。

「心霊スポットに行って心霊現象をカメラに収める」みたいなアレ。

実際に「青の呪い」は存在していて、次々とメンバーを恐怖に陥れてしまった。

そしてその「青の呪い」をおさめるため、伊野ちゃんは我が身を犠牲にして親狐となり、子狐の暴走を止めるに至った…

 

 

- これが、私が導き出した考察の概要です。

 

 

 

ここからは、この考察に至るまでのポイントを見ていきます。

 

異世界は3つあった?》

「狐に触れられると異世界に閉じ込められてしまう」

多くのメンバーが閉じ込められたとされる異世界、これが1つ目の異世界です。

さらに、ルポライターさんのツイートから大ちゃんが他のメンバーとは"別の時空"に閉じ込められたということが明らかになっているので、こちらが2つ目の異世界と言えるでしょう。

そしてこの異世界には3つ目が存在していると考えました。

 

それは伊野ちゃんがいた異世界です。

 

この理由を言及するために、ここではまず、いのありやまの3人の各異世界について振り返ります。

 

大ちゃんがいた異世界では、

①「青い狐 266」と書かれたメモ

②266号室の鍵

③青い狐の肖像画

④ガラスの破片

の4つが存在していました。これらはいずれも涼介がいた異世界でも存在していました。

伊野ちゃんがいた空間では、上記の②266号室の鍵、④ガラスの破片が存在していたことに加え、大ちゃんが閉じ込められた空間で床に書いた「HELP」も浮かび上がっていました。④に関しては、涼介が壁に投げつけたのと同時に伊野ちゃんがいた空間の壁にガラスが飛んできたような描写がありました。

 

大ちゃんが閉じ込められていた空間は「他のメンバーと時空が違った異世界」なので、そこに涼介がいた異世界と同じものが存在していることは特に不思議ではありません。

一方、伊野ちゃんはどうでしょう。

鍵が落ちていたところは共通していますが、涼介が投げたグラスが飛んできたのち、大ちゃんが書いた「HELP」が床に浮き上がってきていました。

それぞれ違う時空の異世界に存在している2人のSOSとも捉えられる行動が、伊野ちゃんのいた空間で起こったということは、涼介がいた異世界でも、大ちゃんがいた異世界でもない、もう一つ別の異世界が存在していたとするのが自然だと考えました。

神社にワープするための出口のようなものがあったのも、伊野ちゃんがいた異世界のみでした。さらに一つの部屋の中をぐるぐる回っているだけでループをしているわけでもなさそうでした。そのことからも他のメンバーとは違う世界線にいたと考えて不自然ではないでしょう。

ルポライターさんのツイートで最後までいのありについて言及されなかったのは、「伊野ちゃんを怪しそうに見せる」という意味(詳しくは前回の記事参照)と、実は2人が各々違う時空の異世界にいたこと、そして伊野ちゃんを特別に見せる必要があったのではないかと予想しました。

 

 

《2枚の面》

知念ちゃんが子狐に身体を乗っ取られたことに気付いた伊野ちゃんは、無事に知念ちゃんを救出し、狐の面を神社に祀ります。

手元にある面は2枚。

赤い線の入った面と白い線だけの面。

知念ちゃんが子狐の姿にされたときにつけていたのは白い線の面だったので、白い線の面が子狐のもの、赤い線の入った面は親狐のものということが分かります。

伝承記によると神社に祀られたのは狐の親子の面ということですから、2枚あること自体は何ら不思議ではないのですが、親狐の面はそのシーンで突然出てきたもの。それまではどこにあったのでしょうか。

そもそも「青の呪い」は狐の親子にまつわるものだったはず。親狐が出てきていないというのは少々違和感があります。

 

 

《呪いを解く方法》

子狐に身体を乗っ取られてしまった知念ちゃんの呪いを解く方法は「愛情」でした。

一口に「愛情」と言っても種類は色々あります。家族、恋人、友人、タレントとファン、はたまた人間と動物でも良いでしょう。思い付く関係性は様々です。

今回で言うと、最初に思い浮かぶのは「メンバー同士の愛情」でしょう。もちろんこれも正しい。というかむしろメインだと思っています。しかし、これが「親子の愛情」という意味も含んでいるとしたら…。

そもそも群青村の「青の呪い」とは、親狐が人間から酷い仕打ちを受け、それを恨んだ子狐が次々と人間を消してしまう、という言い伝えが元になっていました。

子狐は人間を恨んでいるのに、人間からの愛情で呪いが解けるでしょうか?

もし「伊野ちゃんが親狐になった」のが正しいとすれば、伊野ちゃんが知念ちゃんを抱きしめることで呪いが解けるのは、「親子の愛情が呪いを解いた」ということになります。

つまり、伊野ちゃんは子狐の呪いを解くために自ら親狐の呪いにかかり、知念ちゃんを救ったのです。「抱きしめることでお互いの呪いが解ける」というところまでを計算に入れて。

 

伊野ちゃんが親狐と関係があるとしたとき、「最初から親狐だったのでは?」という考え方もできなくはないのですが、

・雄也が狐に触れられて意識を失う現場を目撃し驚いていた

異世界らしき空間で狐から逃げ回っていた

・神社に到着したときに初めて来たような仕草が見られた

という3点から、元から親狐だったとするのは少々無理があるのではないかと思いました。

また本編ではカットされていましたが、メイキングには大ちゃんが子狐に触れられて車の前で目覚めるというシーンがありました。

本編だけを見ていると、伊野ちゃんと大ちゃんが車に乗っているシーンから突然大ちゃんの異世界のシーンになるので、「伊野ちゃんが異世界に閉じ込めたのでは?」と考えてしまうのも無理はありません。

しかし、逆に考えみてください。「あえてメイキングには残した」のです。もし大ちゃんが伊野ちゃんの手によって異世界に閉じ込められていたのなら、そもそも子狐に触れられるシーンは撮らなくてもいいはずで、メイキングからもカットしてよかったはずです。だとすれば、本編にはなかったものの知念ちゃんの姿をした狐に閉じ込められたと考えた方が妥当でしょう。

 

 

【まとめ】

伝承記の内容を人伝に聞いていた伊野ちゃんは、実は伝承記に書いてある男の子孫であった。その言い伝えは本当なのか、群青村に実際に赴き確かめたいと思っていた。Hey!Say!JUMPの撮影と称して、メンバーと呪いを呼び起こすダンスをした。呪いが解き放たれ、子狐が知念ちゃんの身体を乗っ取ってしまった。メンバーは次々と異世界に閉じ込められ、狐の姿にされた知念ちゃんは必死でメンバーを助けた。そんなことになっているとは知らない伊野ちゃんは、路地裏で一緒に遊んでいた雄也が狐に触れられて意識を失うところを目撃する。

人伝に聞いていた伝承記の内容と類似することに驚いていると、いつの間にか伊野ちゃん自身も異世界にいた。しかも振り向くと狐の姿が。狐から逃げ惑う伊野ちゃんの前に現れた出口を抜けるとそこは神社だった。目の前には伝承記。その伝承記を読み、言い伝えは本当だと理解したのと同時に、とんでもないことをしてしまったことに気が付いた。

伊野ちゃんは、子狐に乗っ取られた知念ちゃんを助けるため、異世界に閉じ込められたメンバーを助けるため、自ら親狐となって子狐と自身にかかった呪いを解いた。

そしてメンバーは何事もなかったかのように現実に戻ってきた。

 

 

 

 

 

【おわりに】

前回の感想を投稿してから暇さえあれば群青村の謎について考えてきたものの、MVを見れば見るほど謎が増え、考えれば考えるほど分からなくなり大苦戦していたのですが、メインの考察としてはこれが私の出した結論です。抜けもあるだろうし、矛盾もあると思いますが、一個人の勝手な考察なので話半分で聞いておいてください(笑)

番外編でここでは触れていない謎について考察できているものもあるので、余裕があれば書こうかな〜と思っています。

是非とも公式さんにはいつか全ての謎について解説していただきたいところですね(笑)

 

兎にも角にも、群青村の謎にはめちゃめちゃ苦戦したけど、とても楽しませてもらったので、天才プロデューサー伊野尾さん、ありがとう!という気持ちしかないです!

謎解き、考察大歓迎なので、どんな形でもいいから是非またやってほしい!やる気だけはあるぞ!!(解けるかどうかは別としてw)

 

 

 

それではこの記事の締めとして、これまで数々のヒントをくれたルポライターさんについて言及しておきたいと思います。

ルポライターさんはメンバーのすぐ後を追うかのように「青の呪い」にまつわる体験をしていました。また最終的には神社に祀られた狐の親子の面を見つけていました。このことから、ルポライターさんも実はJUMPちゃんと同じくらいの時間軸にいたんだろうなぁと思います。

異世界に行くには「青の呪い」が解放されている必要がありますし、「知念侑李氏ーーー!」は、あの場に知念ちゃんがいないと成立しません(笑)

そして狐の親子の面を祀った「彼」とは、言わずもがな伊野尾さんのことであり、「彼」が面を祀ったのは呪いを解いた後のはず。ルポライターさんが戻ってくる前に面を祀ったのなら、知念ちゃんの名前を叫ばずとも帰ってこられるでしょうからね。

最後まで存在が謎のままだったルポライターさん。もしかすると、この人は群青村の謎の中で惑う私たちを投影した姿だったのかもしれません。

 

 

Fin.

 

 

 

 

 Thank you for reading through to the end!!

 

 

🦊❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎🦊

 

謎解き好きが「群青村」の謎に挑んだら、ドツボにハマった話。

※こちらの記事にはネタバレが含まれています。ご覧の際はご注意ください。

 

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2021年7月17日

Hey! Say! JUMP - 群青ランナウェイ [Official teaser] - YouTube

 

 

伊野ちゃんの歌声と子供達の話し声。

青の呪いってなんだ?青い手形…?

 

伊野ちゃんのドラマに掛けて、今回のコンセプトは都市伝説かなぁと軽く考えていたけれど、ここからシングル曲のプロモーションとしては規模が大きすぎる謎解き&考察フェーズがくるとは、この時の私は思いもしませんでした。

 

 

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実録!「群青村」怪奇レポート

突如現れた、フリールポライターと名乗るアカウントと今の時代には似つかわしくない、懐かしい雰囲気のあるサイト。たしかガラケーの時代のホームページってこんな感じだっけ。

何が始まるのかワケの分からないまま、気付けば「群青村」の深い謎にハマっていったのだった…

 

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2021年8月25日

記念すべき30枚目のシングル

   群青ランナウェイ

発売おめでとうございます!

群青ランナウェイ|Hey! Say! JUMP|J Storm OFFICIAL SITE

 

楽曲解禁時から何かと話題になった今作、プロモーションまでも壮大すぎる…

Solo Clipのダイジェストを見た時、ドラマとか映画とか制作した方がいいんじゃない?!と思いました(笑)

 

「青の呪い」と名を打って、ルポライターのツイートや群青村のサイトでは様々な謎が出現し、その都度考察・推理が飛び交いました。

謎解きや考察は正解率はさておき(笑)とても好きなので、更新がある度に推理するのが楽しかったです。

毎回やってくれてもええんやで(無茶)

(ツイートまとめ:「群青村」怪奇レポート 考察、メモまとめ - 晴れ、ときどき曇り)

 

しかし真相にはあと少しのところで辿り着けず。

なんとなく、最後の最後で「あれ、そういえばこの人怪しくない?」って思っていたところもあったので、正体が分かった瞬間「あー!そっちかー!」と声が出ました(笑)

 

 

今作の仕掛けで大きなポイントとなったのは、やはり情報解禁です。

たとえば、YouTubeではMVがフルで見られません。もちろん売上のためもあるのですが、今回ばかりはそれだけではありません。これを逆手に取って、少しずつ新しい謎を出していき、その度にYouTubeを見てもらおうという作戦。

YouTubeの再生回数は上がるし、購買意欲もそそられる。めちゃめちゃマーケティング上手いやん。

 

さらに通常盤のジャケ写を発売日まで見せないという新しすぎる試み。

1週間前になっても通常盤のジャケ写が公開されず、初回1と2のアナザーカット(裏面のジャケ写でしたね)が公開されて謎が深まるばかり…

最初は少しずつ見せたいだけなのかなと思っていましたが、さすがに発売1週間前でも公開されないとなると、確実にジャケ写に何かあるということは容易に想像できました。

ジャケ買い」なんて言葉も存在するくらい、ジャケ写ってすごく大事なものですが、そこをあえて見せないとは、大胆かつ斬新な作戦…

伊野尾さん、控えめに言ってもすごすぎる。

同日に発売されたテレビ誌にも通常盤のジャケ写は載っていないという徹底ぶり。

FC動画で「CDショップに行くと発見がある」と言っていた意味がよく分かりました。これは実際に手に取ってみないと味わえない感覚ですね。

 

 

さて、MV、Solo Clip、メイキング 全て視聴した上で、率直な感想を述べると

まだ全部解けてなくない?

 

どうも何かが引っ掛かる。

全部見たのにモヤモヤする…!

正直、Solo Clipで「え、これで終わり?!」と思った部分もありました。

なんならメイキングには、本編では収録されていないシーンもありましたね。

 

きっと「何度も見て謎解きしてね!」という敏腕プロデューサー伊野尾さんの目論見なのでしょう…

その謎、受けて立つ!

 

ですが、ここでは一旦、初回限定盤を見たら誰でも分かる「子狐の正体」についての所感を書きたいと思います。

 

その先の考察は、また別で書きます。

 

 

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《よく考えれば正体に気付けた

私は完全に"伊野尾 子狐軸"で考えていたのであまり気に留めていなかったのですが、シングル発売に先立ち公開されていたShort MVの時点で割と大きめのヒントが隠されていました。

 

たとえば、これ。

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伊野ちゃんが、誰かを抱きしめているシーン。

 

群青村の言い伝えでは「狐に触れられたら消される」となっているものの、もし伊野ちゃんが狐だとしたら、"わざわざ抱きしめて消すのか?"という疑問が残ります。

 

伊野ちゃんは子狐ではない?

そもそも、なんのために抱きしめたの?

 

抱きしめられている相手については、明らかに伊野ちゃんより身長が低いということが分かるので、この相手の候補が3人に縛られるわけです。

 

・山田涼介

・知念侑李

・有岡大貴

 

その中で大ちゃんは、他のメンバーとは全く違う場所にいることは明らか。恐らく他のメンバーを消すのは不可能だと予測できます。

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有岡大貴は狐ではない。

 

 

次にSolo Clip。

こちらもたくさん怪しいシーンがありました。

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いや、伊野ちゃん。知念ちゃんのこと追いかけてるやん。

 

ここで「伊野ちゃん怪しい。やっぱ狐でしょ!」となった私が甘かった。

だってこれで伊野ちゃんが子狐だったらあまりにも単純すぎないか。暗号の解読に16進数や周期表を使わせてくるくらい謎作りに気合い入れてるのに、答えがそんな単純なわけないよね……

 

加えて言うと、これも情報解禁の上手さにもつながりますが、「姿を消されたメンバー」の発表順でも惑わされていました。

いのありの2人が最後まで残り、大ちゃんは狐ではないところまでは分かっていたので、てことは伊野ちゃん?となるようにしていたのです。

そんな単純なわけがなかった(2回目)

 

 

じゃあ子狐の正体は誰なんだ。

 

思い返してみると実は1人だけ「伝承記」に書かれていた"ある現象"が起こっていない人物がいました。

 

そのある現象とは

「群青村」伝承記 | 実録!「群青村」怪奇レポート

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要約すると、

狐に触れられると一瞬にして意識を失い、目が覚めると現実にそっくりな異世界にいる

 

その記載の通り、Short MVやSolo Clip Digestでは、メンバーそれぞれが目を覚ますシーンがありました。

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1人だけ、このシーンがない人物がいるのです。

 

 

それが子狐の正体である知念ちゃんだった。

 

本編のSolo Clipを見ると分かる通り、狐に気を失わされて狐の姿になってしまった知念ちゃんが、伝承記の通りにハッと目覚めるタイミングはありません。

 

この記事のはじめの方で書いた、「あれ、そういえば…」と引っ掛かったのはここでした。

 

ちゃんと不思議そうにしてる過去の自分笑うw

 

《怪しいシーンが全然怪しくない》

Short MVでは、メンバー同士がお互いにやり合ってるように見えましたが、それらが全て他愛もない"現実"の様子を描いていたとは…

全員怪しすぎて、狐が各メンバーになりすまして消していっているのかとすら思っていましたが、これも惑わすためだったんですね。

さすがにコーヒーに白い粉末を入れているシーンが「実は砂糖でした!」は、ちょっとそんなことある!?と思いましたが… 砂糖ならスティックとか固形でしょ!(笑)

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コーヒーを飲んだ知念ちゃんの読唇術でも分かる「甘っ!!」という反応、大変よかったですね(笑)

 

 

番外編してやられた

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いくつかに渡ってツイートされた文字化けツイート。

謎そのものの解き方は

・「文字化け変換」とググって出てきたサイト(https://tools.m-bsys.com/development_tooles/char_corruption.phpなど)に文字化けした文字列を入れて元に戻す

・文字を並べる

という比較的簡単なものでした。

 

しかし、文字化け変換しなくても前後の文脈で何となく予想ができるので、その感覚でこのツイートを見てみると、

 

これが群青村の○(文字化け)の呪いなのか。

 

群青村の概要を知っている人がこの文章を普通に読んだら、○には何が入ると考えるでしょうか。

 

たぶん、多くの人が「狐」と答えるでしょう。

私も最初はそう思った。

文字化け変換のサイトで出てきた変換後の結果は、

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⭕️ 

似過ぎだよ!

てっきり狐だと思い込んでいたので、文字化けを戻したあとの並び替えで「孤立無援…じゃない?!」と焦っていたら、私がシンプルに見間違いをしていたというオチでした。

見間違いを狙ってのこのツイートだとしたら、完全にしてやられた。

「狐の呪い」ではなく「孤の呪い」

…なんじゃそりゃ。

異世界に連れて行かれて孤独になる呪いってことだと思う

 

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全ての真相を見ると、あのシーンはそういうことだったのか!となる部分はもちろん多かった一方で、まだ謎のままの部分、むしろ全部見たからこそ出てきた謎もたくさんありました。

 

とはいえ、総括としては完全に

伊野尾さんの術中にハマった

でしたね。

「知念侑李が子狐の正体」というのは、なんだか伊野ちゃんらしい発想だなぁと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

    いや、でもやっぱり

   あのメンバーが

     どうも怪しいんですよね…

 

 

 

 

 

🦊 To be continued.... 🦊

「群青村」怪奇レポート 考察、メモまとめ

「群青村」怪奇レポートのサイト、ツイートからの考察、メモ(随時更新)
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gunjorunaway.com
@gunjorunaway


















これは、聴く物語。

2020年12月16日、通算8枚目のオリジナルアルバム(ベストアルバム含めると9枚目!)

『Fab! -Musicspeaks.-、』

発売おめでとうございます!

 

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謎の覆面グループの動画投稿から約2ヶ月、やっとやっとHey! Say! JUMPと豪華アーティストさんたちの魂が篭った作品を手に入れられて、まさしくこの状況こそがFab!!

 

とにもかくにも、一曲ずつ感想を綴っていきたい(自己満)

 

 

Fab-ism

初めて聞いたのはsmash.(smash.|バーティカルシアター)。最初は作曲者どころかタイトルさえ不明だったわけだが、なんとなく「パレードが始まる」に似てるな…と思っていたら、やはり!辻村有記さんの提供じゃないですか!ここから何かが始まることを予感させるワクワク感を表現するのが本当にお上手です…本当にどっからその素敵な発想が生まれるんだろう…

イントロとか、子ども用の音が鳴る絵本から流れてるよね?(流れていません) 

 

アルバムの導入曲って言われなくても分かる、

「ようこそ、童話の世界へ!」

とJUMPが手を伸ばしている風景が浮かぶ!

 

 

 

狼青年

発売前から何度聞いただろうか… Fab!の中でも一二を争うくらい再生したと思う…

もしカセットテープの時代だったら、擦り切れてるくらいは聞いた(発想が古い)

何回聞いてもかっこいいし、まだあと500万回聞いても飽きる気がしないよね。

語尾が上がる独特な歌い回しがめっちゃ好き。

歌うま!!!!!!ってなった(小並感)

歌唱力が爆発しておる…🤦‍♀️ 

ちなみに、初回2に入ってたPromotion Video、YouTubeで公開されてない後半部分が最高にかっこいい。かっこよすぎて、まぁまぁな音量で「ハァ???」って言った(近所迷惑) 

 

 

千夜一夜

YouTubeで見た時、「YOASOBIやん。いつからボーカル男性になったん?」って思ったよね。そんなわけはないんだけど。あの名曲「夜に駆ける」を生んだコンポーザー(関係ないけど肩書きかっこいいよね)がJUMPに楽曲提供???どこの世界線の話してんの????そんなことある??って。

テーマがアラビアンナイトで、覆面グループの時の名前がSindibaad。某テーマパークで流れていてもおかしくない。

 

 

 

Jazzy Cut

オシャレかよ。イントロからセンスの良さが溢れちゃってんのよ。

ブレーメンの音楽隊がイケ散らかしてる。私の知ってるブレーメンの音楽隊ではないな…

君たち、ジャズも歌えるの?なんなの?

ライブでやったら盛り上がり間違いなしだね。

イケ散らかし始めると止まらない!!

 

 

 

Snow White

シンプルいい曲…

White Loveに匹敵するくらいの冬の名曲が誕生いたしました。

そりゃあ、あの清水翔太様が提供してくれたんだもんな…… 聞かなくても名曲に決まってるんだよな… 

間奏のフェイクがとても情緒的で、胸が熱くなる。とても良い…

ところで、ラスサビ前の涼介パート"〜逃げて来られるかい"の絶妙にビブラートかかってる部分(細かい)がどうも誰かに似てるな〜…

って思ってたら、みやかわくん だった。

君に届け」をカバーしてる みやかわくんの歌い方そっくりなんです… こういう歌い方好きなんです… ありがとう…(昇天)

 

 

 

Liar

現代版・狼少年。実際にいそうな、等身大の人間を描いているところに岡崎体育さんのセンスを感じた。時々入る巻舌がなんともいい味出してる…

発売前から問題作!と言われていたけど、あくまでも童話の世界の話なので問題なし!(笑)

 

 

 

 

MANTRA

知念ちゃんの推し曲!ラジオのコメントで永遠に推してたね(笑)

絶対ドームで映えるし、絶対特効使って花火上げるじゃん。(心臓に悪い)(2回目以降参戦時、ここで来ると分かっていても驚く)

全員1人ずつMANTRAって言っていくとこめちゃめちゃカッコいい…

 

 

 

Puppet

こちらも辻村さんが参加している楽曲。(KiUi名義)振り幅広すぎん?

Bメロのラップっぽいところ一息で歌うありゆとすごくない?

テーマとしては、操り人形が自立をしていくという目線で描かれているけれど、現代人の生き辛さのような側面も感じられる。

「この声聞こえてる?」

「まだまだここから」

 

 

 

Kiss Your Lips

出ました!Hey! Say! JUMPの十八番〜!

サンプル聞いた時、「あ〜めちゃめちゃJUMPっぽい!」と思った。公式からも十八番って言われてるし(笑)

これぞ王道ジャニーズソングだよね!これがまた似合うんだな〜。ライブでやるなら、王子様感ある衣装でバキバキに踊って欲しい。どっかでセリフ入れてきそう〜(笑) 

そして、あえて最後まで言い切らずに終わるところにこだわりを感じる。雰囲気が愛僕に似てるよね。

 

 

御伽と知る世界

まふまふさんからの楽曲提供と聞いた時、失礼ながら存じ上げない方だと思っていたんだけど、YouTubeで調べたら今のシリーズ(第八世代と言うらしい)ポケモンのオープニング作っててボーカルもやってたんだね!めちゃめちゃ知ってた!(逆になぜそれは知っているのか)

テーマのヘンデルとグレーテルらしい、ポップで可愛らしい、これまたJUMPくんのお得意な分野♪ まさかメンバー全員アラサーのグループが歌ってるとは思えないでしょ?

 

 

ナイモノネダリ

いい曲すぎん?(n回目)

先に解禁されていた音源聞きすぎて、フラゲ日にして、もう既にフルコーラスで歌える… 狼青年と同じくらい聞いた。

薮ちゃんがカラオケで歌いたい!って言ってたけど、気持ちめちゃめちゃ分かる…気持ち良く歌えそうだよね。私も次カラオケ行ったら歌うわ…

私的エモポイントは、「私は(涼介ソロ) 私は(全員)」での転調。そしてその後、冒頭のAメロと歌割りが同じになっているところですね。天才か?ってなりました。一曲でここまで起承転結が組み込めるものなのかと。

Last Mermaid...あたりから、女性目線の楽曲を歌う機会が増えたJUMP。こんな楽曲も歌えるようになったのね……

最後の裕翔のソロが大大大優勝🏆

この曲に描かれている状況は1ミリも経験したことはないんだけど、なんか共感できるのが不思議だよね。(たぶんドラマの見過ぎです)

 

 

 

Last forever

これ聞いてると、「あ〜!ライブ終わっちゃう!終わらないで!!」ってなるのはどうして?この胸がギュッとなる感覚、もしかしてライブ行ってる?(行ってない)

ライブの終わりが近づいてくるときの複雑なあの気持ち。「このまま時間が止まればいいのに」と何度思ったことだろう。

Last foreverは直訳すると「最後の永遠」だが、Lastという単語は「続く」という意味もあるので、「永遠に続く」と解釈できる。

※厳密に言うとこの場合の「続く」はcontinueのほうが正しいらしい。

シンデレラが最後に永遠のプリンセスになるように、私たちファンも永遠のプリンセスなのだ…

そしてHey! Say! JUMPが織り成すFab!な時間は、永遠に続いていくんだ…

ライブで歌われたら泣いちゃうな。こんなの聞いたら帰りたくなくなっちゃう。

私は、この夢をずっと見ていたい。(現実逃避)

 

 

 

闇の先へ僕らは歩き出す

再び辻村さんの楽曲!天才!最高!(大絶賛)

辻村さんで始まり辻村さんで終わるのすごいんだけど…もはやJUMP専属の作曲家さんになってほしい(無謀)

 

「ただ 僕を 信じて」

Fab!の公式HP(Hey! Say! JUMP | Fab! -Music speaks.-)の冒頭で見られるムービーで流れている曲と気付いて鳥肌が立った…

YouTubeへの覆面での投稿からWhat's NEXT JUMPのカウントダウン、何が起こるかワクワクしていたあの時間を鮮明に思い出す。

曲の後半は「Believe me(僕を信じて)」が強調されていて、普段から「信じてついてきてほしい」と口にするJUMPと重なる。

「これからも、Hey! Say! JUMPとFab!な時間を過ごそうよ!」と言われているような気がした。

これからも、いつまでも、どこまでも、ついていくよ。

 

 

 

 

総括:

これはHey! Say! JUMPの本気が詰まっている。

 

中堅グループに踏み入れた彼らの本気をしみじみと感じた…

アイドルなのに顔を隠して楽曲発表するグループがどこにある?

挑戦的だけど、斬新だし、今後彼らを含め同じことをするのは難しいので、この方法は先手を取ったかなり賢い戦略だった。

実際、ファンには即バレていたけど(笑) 覆面であることによって「ジャニーズ」という先入観無しで彼らを見て、素直に良い評価をしてくれる人が多かった。

童話をテーマにしたのも、童話は老若男女問わず一度は触れたことがある人が多数だと思うので、普段のターゲットである若い女性以外の層にも手に取ってもらいやすくなっていると思った。

敏腕プロデューサー伊野尾さんの戦略大成功!!

 

 

 

普段、私はシャッフルリピートで聞くことがほとんどだけど、このアルバムにおいては曲順通りに聞いていく方が楽しめるなぁと思った。

もちろん、これまでのアルバムでも曲順はこだわっていたと思うけれど、これはいわば、「聞く絵本」 。これまでで最も「アルバム全体で1つの作品」という雰囲気を感じた。

 

ライブツアーがないのが本当に惜しい。

Hey! Say! JUMPのライブの世界観には絶大な信頼を置いているので(10JUMP、JUMPingCARnival、DEAR.、PARADEなど)、このアルバムを引っさげたライブだったら、どんなセトリや演出になるかな、と考えてしまう。

いつか、Fab!の世界観を詰め込んだライブに行けたらいいな。

 

 

 

たくさんのFab!が、日本中に、世界中に溢れますように。

 

 

 

 

Fab! -Music speaks.-(通常盤)

Fab! -Music speaks.-(通常盤)

  • アーティスト:Hey! Say! JUMP
  • 発売日: 2020/12/16
  • メディア: CD
 
Fab! -Music speaks.-(初回生産限定盤1)

Fab! -Music speaks.-(初回生産限定盤1)

  • アーティスト:Hey! Say! JUMP
  • 発売日: 2020/12/16
  • メディア: CD
 
Fab! -Music speaks.-(初回生産限定盤2)

Fab! -Music speaks.-(初回生産限定盤2)

  • アーティスト:Hey! Say! JUMP
  • 発売日: 2020/12/16
  • メディア: CD
 

2020.12.

 

記憶の話。

 

2020年1月18日。

 

もう1年の月日が経つなんて信じられないくらい、昨日の事のように覚えている。

 

私の忘れたくない記憶のひとつ。

 

── あの日も今日のように手が悴むほどの寒さだったね  ──

 

 

 

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時は2019年1月某日。

 

私は山梨県から都内方面に向かう特急列車の中で、これを書いている。

 

突然なんの話って?

 

それはさらに遡ったある日のこと。

 

 

 

山田涼介主演「記憶屋」のエキストラの募集メールが届く。

 

偶然にもエキストラの日程として挙げられていた日は既に大学の講義期間が終わっており、バイトも出られないと言ってあった。本当のところは単に「休みたかった」だけなのだが何が功を奏するか分からないもので、ちょうど終日空いていたのだ。

 

場所は山梨。

2年間だけだが住んでいたことがある。撮影場所と住んでいたところはかなり離れていたが、「山梨」という地名だけで懐かしい気持ちになる。

 

 

設定は女子大生。当時現役大学生だったのでピッタリ。卒業を待つだけの4年生だったけど(笑)

 

「当たったらラッキーだな〜!」

軽い気持ちで応募してみた。

 

数日後、バイト終わりにスマホを見ると、

ロック画面の通知欄に「山田涼介主演「記憶屋」エキストラ」の文字を見つけた。

 

ファンクラブからのメールだけは見逃したくないので、受信するとバナーに通知がくるように設定してある。

 

番協に一度でも応募したことがある人はご存知だと思うが、メールは当選した人しか来ないので、内容を見なくとも当選したことが分かる。

※まれに「キャンセル待ち」のこともあるが、件名に書いてある

 

 

私の「ワンチャン当たる」はまじで当たる。

(かもしれない)

 

興奮冷めやらぬまま当日の集合時間を確認すると、かなりの早朝だった。しかし前乗りしようにも、前日にバイトがあり休むわけにもいかない…。

仕方なく始発に乗ることを決意した私は、午前3:30に起床し、現地へと出発したのだった…

 

集合場所の最寄り駅までは順調に来たのだが、ここで予想だにしないハプニングが発生。

 

バスが来ねえ…(絶望)

 

なんと撮影場所の近くまで行くはずのバスが待てど待てども全く来ないのだ。

 

こりゃダメだとバスは諦めタクシーに乗り場に並んでいると、『学校間に合う?』と聞かれた。

何か勘違いされているなと思いつつも「あぁ、まぁ」と曖昧な返事をし、タクシーに乗り込んだ。

 

目的地を告げると『今日、3回目だよ〜』とタクシーのおじさん。

私「そうですよね〜、すみません(笑)」

タクシーのおじさん『試験は何時から?』

撮影場所となった大学に通ってる学生だと思われてる。まぁまさかエキストラだとは思わないよね(笑)

 

その大学の学部の話をされたが、当時私が専攻していた分野と全く違っていたので話が分かるわけもなく、テキトーに相槌打ったり無理矢理話を合わせているうちに、なんとか集合時間ギリギリで到着。(タクシーのおじさんありがとうございましたm(_ _)m)

時間厳守って書いてあったから遅れたら殺されるかとおもた…(大袈裟)

 

本人確認等受付を済ませ、案内される。

ノートと筆箱、パソコンを机の上に用意し、しばし待機。

 

スタッフさんから注意事項のアナウンスがあり、動きの確認が行われた。

 

スタッフさんからは「偏差値70くらいの大学の想定なので、賢そうにお願いします(笑)」とのこと。

 

賢そうに見えるってだけで ここまでやってこられたようなものなので朝飯前だ、任せろ。(ちがう)

 

 

監督さんやスタッフさんからの説明の後、いよいよ、俳優の登場。

 

 

いつもコンサートで見るアイドル・山田涼介とは全く違っていて、俳優・山田涼介は、役に入り切っていて良い意味ですごく普通の人だった。

 

リハーサル、テスト、本番、別カットでのテスト、本番。

 

スタンバイ中、

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こんな感じの表情とか口を尖らしてムゥーとしてみたり、

 

「噛まない」で有名な彼が、本番中2回くらい噛んでみたり、

 

メイク直しされてる姿が可愛すぎたり、

 

静かに(←ここ重要)安定の過保護&強火ヲタク発揮しつつ、彼と一緒に作品に関われているこの時間が幸せでたまらなかった。

 

 

 

初めて君を見つけたとき、

それは君が初めて演技をしたときだった。

君の演技に惹かれ、声が、表情が、大好きだった。

 

まさかそんな大好きな人と同じ作品を作っているなんて

初めて君を見た11歳の私は想像もしていなかっただろう。

 

 

予定時刻より かなり巻いて終わり、早く帰れるのは嬉しかったけど、一緒にいられる時間が終わってしまうのがすごく寂しかった。

またすぐに会えたらいいのにな。

 

絶対映画館に見に行くし、Blu-rayが出たら絶対買おう…と心に誓い、帰路につく。

2020年の公開を楽しみに待つことにする。

 

 

 

 

《おまけ》

 

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記念品は、台本とお揃いのデザインのクリアファイルでした。

 

とても貴重で幸せな時間をありがとうございました。

 

「記憶屋」の大ヒットを心から祈っています。

 

 

 

_________________________  2019年1月

 

 

 

 

 

※ここからは映画の内容に触れています。ネタバレは避けていますが、ご覧になる際はご注意ください。

 

 

記憶屋公開、おめでとうございます!

エキストラに参加した日から、公開する日を待ち望んでいました!

 

公開までのインタビューで撮影のお話を聞いて期待値が高まったまま拝見しましたが、期待通りとても素敵な作品でした。

 

ここではいくつかのキーワードに分けて、感想を綴りたいと思います。

 

①「普通の大学生を全力で演じた」 主演・山田涼介

上記でも触れましたが、本当に彼は「普通の大学生」でした。役に入りきっている彼からは、アイドルオーラは消え、それはもう、遼一という1人の青年だった  ──

劇中ではチェック柄のシャツばかり着ていたのも、等身大の大学生っぽさを表現するためだったのでしょうか…。笑

ちなみに、遼一くんは大学4年生の設定だったようですが、私もエキストラ参加当時は大学4年生だったので、ちょっとだけ嬉しさを噛み締めていました‪w(聞いてない)

 

 

②記憶屋の正体は何者なのか?

謎解きとして考察しながら見るという楽しみ方もできます。記憶屋の正体が分かっていない初回鑑賞時限定ですが…。笑

私は謎解きや推理系のコンテンツが好きなので、考察しながら見ていました。推理小説好きの人にとっては少しライトな謎でした。私も謎解きが好きなので、割とはやい段階で記憶屋の正体には気付いたのですが…それ以外にも謎はたくさんあるのです。

「あの時のあの言葉はどういう意味?」「あの描写はなに?」…全ての謎が明らかになったとき、これらの疑問は「そういうことか!」という納得感に変わります。

さらに2回目に見ると、1回目に見た時とはまた違った角度で見られるので、新たな発見もあってまた面白い!

 

 

③切なく、考えさせられるストーリー

記憶屋に出てくる登場人物は、全員が誰かのことを想っています。けれど愛があるが故に、様々な想いが錯綜してしまいます。記憶屋という存在自体はフィクションですが、登場人物の関係性、恋人や友人・幼馴染、家族…実際に私たちが経験し得るシチュエーションが描かれています。もし自分がその立場ならどうしているだろう?何が正解なのだろう?と深く考えさせられました。

そしてなんと言っても、ラストシーンには胸を締めつけられる…

こんなラスト、誰が予想してた?

 

 

 

既に私は2回鑑賞しましたが、2回とも泣きました‪。しかも同じところで。笑

少なくともあと1回はムビチケを使うために見に行くので、また泣いちゃうんだろうなぁ…笑

 

エキストラ行った時も思ったんですけど、DVDは絶対買いますね。(謎の宣言)

いや、Blu-rayで買います!(どっちでもええわ)

 

 

 

さて最後に、この記事の冒頭で2020年1月18日と書いたのですが、実は冒頭の文章、この日行われた舞台挨拶の会場に向かう時に書いていました〜!たった数行、ちょっと小説っぽいフレーズを書きたかっただけ〜!‪w

というわけでその日の舞台挨拶のレポはこちら! (Twitterでツイートしたものです)

↓↓↓↓↓↓

①丸の内編

 

 

②京成ローザ編

 

 

 

 

Fin.