最終更新日から1年半以上が経ちましたw
(うん。似たようなフレーズ、前回も書いたね。)
忙しいを言い訳に書かずにいたら、気付けばもう2019年も後半に差し掛かってしまいました。
前回更新したときには大学生でしたが、無事に卒業&就職し、社会人になりました。
今回は、記念すべき社会人ヲタクになって一本目の更新です!笑
それでは早速、本題に参りたいと思います。
まずは!
通算25枚目シングル
「ファンファーレ!」
発売おめでとうございます!!!(拍手喝采)
初めて聞いた日から、発売日を待ち望んでいました!!
歌っている本人たちも、
(´(ェ)`)自分たちの曲の中で一番聞いてる
(・д・)みんな、よく口ずさんでるよね!
と言うほどなのですから、期待値だって高まります。
フラゲ日、改めてフルで聴いてみての感想は、
本当に神曲。
控えめに言っても神曲。
本気出してきたな?
神 オブ 神 とはこのことだな?
もう出だしから最高ですよね。
ピアノからの我らが山田涼介の真っ直ぐなロングトーンと共に始まる爽やかなイントロ。
言葉失うよね。良すぎて。
さらに、一番のサビ前にある絶妙な間(ま)の無音には脱帽しました。
聴いている側からすると、一瞬「え?」って思うじゃないですか。
もちろん私も思いました。「ここで間を?」と。
ですが、この突然間を入れてくる手法は、プレゼンが上手い人も使ってる技術なんです。
強調したいことを言う前に、一瞬の間を置くと、聞く人はグッと引き付けられるのだとか。
つまり、普通に聴いても素晴らしいサビを、より魅力的に表現するための高等技術。
初めてこの楽曲を聴いた時、「プレゼンと同じ手法使っとるこれ〜!」と感嘆しました。
作曲家の方がこの事実をご存知だったのかは定かではありませんが(笑)
曲の終わり方もいいですよね。
ズルズルと引きずらず、スっと終わる感じ。
フェードアウトよりもサラッと終わってくれるほうが、後味スッキリで夏にはピッタリですよね!(清涼飲料水のCMばりのコメント)
このように曲調、そしてメロディラインが素晴らしいのはもちろんですが、歌詞がまた情緒的で素敵なのです。
セミオくんの口癖でもある「なんて素晴らしい世界なんだ!」が歌詞にも織り込まれていることからも、セミオトコを意識した歌詞であることは間違いありませんよね。
ドラマでも歌詞とリンクするシーンが随所に見られ、まさにセミオトコのために生まれた曲と言っても過言ではない。
ありがとうセミオトコ!👏
ありがとう世界!👏
というわけで、私史上初の試み、
楽曲が好きすぎるので歌詞考察してみた〜〜〜!!(feat.セミオトコ)
もちろんですが、これはあくまでも私が勝手に解釈したものです。
歌詞の捉え方に正解も不正解もありません。
「こんな考え方もあるんだな〜」くらいの軽い気持ちで読んでやってください┏○ペコ
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「考えるより動き出せ」
もうそんな気にさせるくらい
なんて素晴らしい世界なんだあれもこれもキミも
セミオくんの登場シーンを彷彿とさせます。
頭で考えるよりも、行動が先行してしまうのは思考が単純なセミっぽい。笑
セミオはドラマの第1話から、「なんて素晴らしい世界なんだ」と人間世界をキラキラした目で見ていました。
人間世界に夢中になりすぎて窓にぶつかったり、人間の姿なのに木に飛びついたり、抱きつきやすい家の柱や、ふくよかな体型の人が好きだったり。笑
セミオにとっては、目に入る全てが素晴らしいものだったのです。
ピュアで真っ直ぐで、なんて愛おしいセミなんだ!
こんなセミなら毎日会いたい!
照りつける陽射しに汗ばむ心
期待と不安が滲んで夏に溶ける
この2フレーズは、ヒロインのおかゆさんの心情のようにも捉えられます。
セミオトコが目の前に突然現れて「あなたの言うこと何でもします」と言われて大喜び。
だけど、これは夢なのではないか?明日になったらいなくなってしまうのでは?
そんなネガティブな考えが頭を過ぎります。
そりゃあ山田涼介の顔で「セミです( ¨̮ )」って言われたら夢かと思いますよね、分かります。
忘れられない時間を刻むように
僕らの世界が動き始める
セミの命はたったの7日間。
「7日間しか」と言うおかゆさんを他所にセミオは「7日間"も"」と話します。
何年も土の中で眠ってきたセミオ。人間世界に出てきて、普通のセミでは経験できない日々を考えると「7日間"も"」なのかもしれませんね。
そして、おかゆさんとの"セミキュン"な日々がはじまるのです。
夏の合図にトキメク心踊る
おかゆさんの傍にいることで、セミオの人生(セミ生)は輝ける。
そんなセミオの姿を見て、普通のセミたちも嬉しそうに鳴いている情景が想像できます。
気温が上昇するにつれ、夏の訪れを感じ取ったセミたちは待ってましたとばかりに鳴き始めます。
夏が好きな人、夏を謳歌するセミにとっては、夏のはじまりは心踊る瞬間です。
個人的には夏が苦手なので、セミの声は厄介だと思っていたのですが、なんだか今年は許せました。
完全にセミオトコが原因です(チョロい)
With you 夕焼けに染まった
キミの姿に恋だと気付いた
もう誰にも止められやしない
夕焼けに染まったのは"キミ"。
恋だと気付いたのは、語り手。
With you = あなたと一緒にいて
夕焼けに染まった = 紅潮
「夕焼けに染まった キミの姿に恋だと気付いた」って、最初は"夕日に照らされてる"キミ"が美しくて見惚れた"という単純な解釈をしてたんだけど、よく考えてみると「夕焼けに染まった」は紅潮を例えているのだとしたら、"キミ"が照れているその姿にドキッとしたってことなのかなぁと思ったり。
— まほりあんぬ (@10lietJUMPlove) 2019年8月21日
大好きな人と一緒にいるから、夕日に照らされたように火照る顔。
そんな姿を見て高鳴る鼓動。
セミオトコの劇中でも、「この胸のドキドキはなに? …これが恋。」という場面ありましたね。
そして儚い恋ほど止まらなくなってしまう。
あぁなんて尊いのでしょう(感嘆文)
どこまでも続いて行く
未来はどっちを向いてる?
キミとなら分かるようなそんな気がしたんだ
どれだけ明日のことを考えても、心配しても、何が起こるか、どんな1日なるかは、誰にも分かりません。
だけど、好きな人といるなら きっと「素晴らしい日になる」と。
「そんな気がしたんだ」と言いながらも、心の中では分かっているのです。
7日間だけじゃなく、その後もずっとずっとおかゆさんと一緒にいたいというセミオの本心が垣間見える気がします。
一日の始まりと終わりの合図
抱き締めたらふわりと甘い香り
ふわりと甘い香りはどんな香りなんでしょう。
それともおかゆさんが着ている服から香る柔軟剤の香り?
いずれにせよ、その香りこそが2人にとって特別なのです。きっと幸せの香りなんでしょうね…
毎話、"セミキュン"シーンを見るとおかゆさんが羨ましくて堪らないのですが、7日間とはいえ、毎日自分の大好きな人(セミ)にキュン死にさせられるってどんな世界ですか?
そんな世界どこにあるの?(ない)
とろけるような気持ちの言い訳
暑さの所為にして受け止めたんだ Yeah
この歌詞、めちゃめちゃ良くないですか…?
めっちゃポエムじゃないですか?
ポエマーさんなの?(混乱)
要は照れ隠しですよ。
相手のことが好きだから とろけそうになってるのに暑さの所為にしちゃって。最大級の照れ隠しですよね。なんて愛おしい。
エモい!(突然の語彙力の欠如)
ファンファーレ2番の歌詞
— まほりあんぬ (@10lietJUMPlove) 2019年8月21日
「とろけるような気持ちの言い訳
暑さの所為にして受け止めたんだ」
って最上級にポエムっぽくて好き。
まだ誰も知らない世界を照らす
土から出てきたセミオ。
セミにとっては人間世界は全くの未知。
地上で生活できるのは ひと夏だけですから、どんなセミも土から出てきたときに「まだ誰も知らない世界」なのは当然のこと。
しかも中でもセミオは、普通のセミとしての生活でななく、人間の姿となって生きることを選びました。
何年も土にいたセミにとって人間世界は、セミ本来の姿であろうと人間の姿になっていようと、輝かしい素敵な世界なのです。
With you 忘れたくないんだ
想いの全てキミに伝えよう
ひと夏の恋。
"あなたと一緒にいたことは、永遠にかけがえのない思い出だよ。"
そんな言葉が聞こえてきそうです。
相手を心からおもうと書いて「想」です。
「おかゆさんに恋しています」
「大好きです」
「ずっと一緒にいたい」
ストレートに相手を想う言葉を伝えられるセミオは素敵です。
きっかけの言葉を きっと今も覚えていて
ずっと大切なままで 変わらず
いい意味でも悪い意味でもなにかのきっかけになった言葉って、ずっと覚えているものですよね。同じ言葉なら、できるだけ良い言葉を口にしていたいものです。
このきっかけの言葉とは、セミオトコでいうと、何を表しているのでしょうか。
おかゆさんが言った言葉だと、セミオを助けたときに言った「ごめんね、怖かったでしょう?」ということになります。
おかゆさんにとっては「7日間、一緒にいてもいいですか?」が全てのきっかけですよね。
愛された温もり 恋い焦がれた日々も
ずっと大切なまんまで It’s a treasure
人間の姿になったからこそ、おかゆさんの前に現れたからこそ知れた感情。それら全てが温かくて、愛おしいのです。
ところで、
It's a treasure というこのフレーズ。私は少し疑問に感じました。
主語がItということから、セミオが過ごした特別な日々を「宝物」と言っているのでしょうが、ここでtreasureにあえて冠詞のaが付いているところに注目したいのです。
日々というくらいなのですから、複数形ですよね。ならば、treasures(複数形)でいいのではないか?と。そうなると主語はIt'sではなくThey'reになってしまうのですが。笑
少し気になった私はtreasureの宝物以外の意味を調べ、驚きました。
treasureには、「最愛の人」 「またとない人」という意味もあるそうなのです。
英語、洒落てんな…好き。←
偶然かもしれません。でもすごくないですか?
もし、このtreasureが、最愛の人にもかかっているのなら。単数形でも納得です。
正確には、人を表す場合にはHeやSheを使いますが…おかゆさん側から見るとセミは虫なのでItでもいいのか…?(深みにハマる)
短絡的に考えて、単に語呂が良かっただけ、と言ってしまえばそこまでなのですが、つい理屈っぽくなってしまいましたw
太陽に Good morning
お月様に Good night
また明日って言える この世界で
セミの命は7日間しかありませんが、
人間は何十年も生きられます。
人間にとって当たり前と思える、「また明日」は、セミにとってはとても特別なことなのです。
自分にとって当たり前のことは、誰かにとっては特別なことかもしれない。当たり前、そう思ったら感謝せねば…と思わされます。
奏でるリズム 体揺らして
今を生きてる 僕らの意味を
胸に刻んで 声に出すんだ
枯れるくらい
絵に描いたような「セミの擬人化」
普通のセミは、木に止まって一生懸命鳴きますが、セミオは人間の姿となっているので言葉が発せます。
「おはよう世界!」という挨拶も、おかゆさんへの想いも、素敵な言葉を声に出すことって良いもんだなと思えます。
人間世界に出てきて7日間必死に声を出すこと、それこそがセミオにとっても、普通のセミにとっても「生きている意味」。
なんだか切ないですね。
あの日の Flashback 僕らは泣いていた 夏の星座にこぼれ落ちる流星
Bring back キミに出会ったんだ始まりの合図
この「泣いていた」はセミが鳴くことにもかかっているような気がします。「僕ら」となっていることからも、たくさんのセミが鳴いている風景が浮かびます。
夜空を飛び交う流れ星は、儚く切ないひと夏の恋を例えているのではないでしょうか。
最愛の人を想って涙することと、夏夜に現れる流星のあまりの綺麗さに涙が零れることは、なんだか似ているような気がします。
Bring backは、「戻る」という意味ですが、思い出を呼び戻しているのか、はたまたセミの一生が終わり、また来年、再来年、と何度も命が生まれ変わっていくという意味なのか…
ドラマのエンディングにも結びつきそうな予感に、想像が膨らみますね。
忘れられないよ
来ました〜!!JUMPお得意の!曲中にセリフ!!
「シャドー?」とか「I love you〜(CDに入ってないのにライブで突如現れるやつ)」とか「haha…We are JUMP!」とか「Thanks」とか「With you…」とか挙げだしたらキリがありませんが、昔はよくありましたね〜。もれなくライブでの沸きポイント。笑
セリフが入る曲自体、久々なのでは?!
次のライブに期待ですね☆
話を元に戻しますと、
このセリフ、もはや全てが詰まっています。
セミオの7日間は、セミオ自身にとっても、おかゆさんやその周りの人達にとっても、忘れられない思い出になったに違いありません。
もちろん、見ている私たちも。
ちなみに、頻繁に出てきた
The beginning of Summerは
直訳すると「夏のはじまり」という意味。
セミが鳴いたら夏。のように
ファンファーレ!を聴きたくなったら夏。的な感じになるんでしょうか。笑
これから毎年、「ファンファーレが聴きたくなる季節になりましたね」がJUMP担の夏の挨拶になる日がくるのかも(テキトー)
さて、ここまで歌詞について私なりの考察を記してきましたが、ここである2つの特徴についてお話ししたいと思います。
その特徴とは、
・間接的な表現
・語尾
です。
どういうことか? 説明しましょう。
「間接的な表現」とは?
ファンファーレ!はラブソングですが、「好き」や「愛してる」といったド直球な言葉は出てきません。
せいぜいラブソングっぽい直接的な言葉は「恋」くらいです。("愛される"が出てきますが、これは家族間などでも使えますから、ここでは当てはまりません)
それなのに、こんなにピュアな愛を感じるのは、直接的な言い回しは必要ないほど想像力を掻き立てる表現が豊富なのですね。
とても私には生み出せないような言葉の紡ぎ方…尊敬しかありません…!!
そして「語尾」とは?
これも完全に個人的な好みなのですが、歌詞の中での「〜だよ」とか「〜だね」という語尾は、あまりスマートではないなぁと思ってしまうのです。というのも、どうしても文字数合わせに見えてしまうことがある。それが非常に惜しい。
しかし、ファンファーレでは、語尾は全てスマートに着地します。
「忘れられないよ」が唯一「〜よ」で終わりますが、これはセリフなので全く問題ありません。
音の長さ的に「〜だよ」と言えそうな部分でも、その表現を使っていません。
意図的なのか、偶然なのかは分かりませんが、淡々と自分の中だけで完結させている表現は、シンプルで心地よいです。
と、このように、歌詞ひとつをとっても魅力的なところが多すぎる!!
やはり最強の神曲だと、声を大にして言いたいですね!
さて、長々と書いてきましたが、今ここを読んでいるあなたへ。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!
長かったですよね、すみません( ̄▽ ̄;)笑
1曲の楽曲をこんなに語り尽くしたのは初めてです。笑
軽く7千字以上は書いてしまいました…。
学生だったらレポートとして提出してますね(需要ない)
本当に大好きな楽曲なので、書いていてとても楽しかったです!機会があればまた書きたいと思いますので、そのときはぜひまた読んでいただけると嬉しいです!
夏と冬の最強ラブソングは
— まほりあんぬ (@10lietJUMPlove) 2019年8月21日
ファンファーレとWhite Loveで決まりやわ
Fin.
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